REAL HOPE Ⅰ



「……じゃあやっぱり…」そう私が言いかけた時


「でもお前の事は遊びなんかじゃねぇ」



真っ直ぐ見つめるレツの瞳は私をしっかりととらえている。



「でもレツは私と同じベットにいても、一緒に寝ても私に手を出さない…それは女として触れるほどの価値もないからでしょ?」



けして手を出してこない事に不満なんじゃない。私の事を女として…彼女として見ていないんじゃないかが不安なんだ。



うつ向いていた私を目の前のレツは真剣な表情で見つめると、いきなり私の腕を引っ張った。



「ちょっとレツ!!?」



玄関を勢いよく開けたレツは靴を投げ捨てるようにして家に上がりこむ




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