夏の夢・夏の香り・私のトナリ
「お父様…そんなことを思って…」

「メル、お前には辛い思いをさせてしまったね…すまない、ワシの考えは間違ってたようだね…。メルの幸せの為にと思ってやったはずが、結局は縛り付けてしまっていただけのようだ…」


「私こそ、ごめんなさい…何も知らなかったとはいえ…」


父に抱き付いて、私は初めて泣いた…。
優しく撫でてくれた手は、とても暖かかった…。

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