夏の夢・夏の香り・私のトナリ
私は時空を超えて、地球へとやって来た。

「地球に着いたわ…後は目的地に進むだけね」


小さな宇宙船が、空を飛ぶ。


「おい、あれ見ろよ…」
「何だあれ、UFOじゃねぇの?」
「まぢかよ!?初めて見たよ」


通りすがりの男子高校生達は、物珍しい物を発見して、携帯のカメラでカシャカシャと撮影していた。


「ん…?高校生達…宇宙船を撮っている。マコトと同じくらいの年齢かしら…変な子達ね」


メルメルは首を傾げて、空高く飛び上がった。


「居なくなった!?」
「やっぱり、UFOなんだよ!」


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