人の恋を笑うな
『乙女きてたのか、ちょうどいいや』


『どうしたの?』


『さっき親父の会社で待ち伏せして、親父誘って飲んできたんだ。子供できた事も話した』


私はドキドキしてきた。やっぱりまだ反対なのかな…


『喜んでた。初孫だからな。だから結婚もOKだ、待たせてごめん』


『よかった』とねねさんはお腹を撫でた


『これで安心して私もお嫁にいけるわよ』


『お嫁って…』


『乙女さん、先輩と6月に結婚するのよ』


『なんだ?このおめでた続きは』


『もちろん愛の力だよ!真面目に真剣に恋したから、愛が私達に力貸してくれたの!』


『アイノチカラか…』

『そう、アイノチカラ』



電車の中で私は思った。ちっぽけな恋心でも、真剣に、大事にすれば、それは大きくなって、相手に伝わる


伝わって二人で恋を育んで愛になり、夢が叶う


それこそがアイノチカラなのである


人のどんな恋も馬鹿にしちゃいけない、笑ってはいけないのだ



【社長、今からマンションいいですか?】


【いいよ、でももう食べたよ】


【私ももう食べました】


【コンビニで雑誌買ってきてくれるか?】


【どんな雑誌?】


【エロそうなの5冊くらい】


【え、本気?罰ゲームなんですけど…】


【仕事のためだグラビア系な】


…5冊選んだけど…お会計が怖い。私は思わず一番上に旅行雑誌をのせた


しかし店員さんは隠れて笑っている…もうここにはこれない!
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