人の恋を笑うな
11月の中頃だった。やたらと社長が咳こんでいる


『社長風邪ひいてるのかな…』


『ここんとこ忙しかったからな…雑誌のインタビューうけたり、週刊誌のアダルトコーナーの記事3つも引き受けてるし…』


『社長そんなのも書いてるんですか?』


『評判よくてね。個人的に書いてるみたい』


『私、少し様子見てきますね』


と私は社長室をノックした


『社長、大丈夫ですか?』


『大丈夫だ。今薬飲んだとこだから』


『顔、熱っぽいですよ』


『微熱だ。俺の心配より仕事してこい』


自分にも厳しいんだから…


こんな調子なのに、夜には接待に行く社長…私は心配で仕方なかった


土曜日、社長から今日は会社には行かないからと電話があった


私はすごく気になって、仕事帰りにマンションに寄ってみた


インターフォンにはでた社長だが、玄関の鍵は開いたままだった


『お邪魔します…社長?寝てますか?社長?』


私は返事のない社長を探した


奥から物音がした


寝室?


覗いてみると社長がベットの下に倒れていた!
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