人の恋を笑うな
そのあと雑誌を見せてめらった


『松阪ルイさんなんかは載るんですか?』


『年に数回やな。今月はAVの発売あったから撮らせてもらったけど』


『彼女、美乳ですよね。女性雑誌でも彼女にインタビューして、胸のお手入れの仕方なんか公開してます。今のうちにばんばん撮らせてもらったほうがいいかも…』


『なんでや?』


『タレント活動とかしだしたら中々撮影できないかもって彼女言ってました』


『マジで!スケジュール空けてもらって撮影やな』


『あと…神戸の女の子でエリナってAV女優さん知ってますか?』


『新人の子やな』


『彼女、お尻がすごく可愛いんです。裸より、水着が似合ってました。お尻アップにして彼女撮影したりしたらおもしろいですよね。私の今1番のお気に入りかな…』


『なんか…男と目線違っておもしろいやんか!』


『私なんか参考のうちにはならないと思うけど…』


『気に入った、うん』


『ありがとうございます』


『あんた中々やるわ。よっしゃ今夜は福島で飲み会や、桜川さん、いや乙女ちゃん!大阪満喫しにいこや』


私がそれとなく言ったことが気に入ったみたい


その夜は福島区という街で楽しい飲み会になった


いくつかはしごして、私はタクシーでホテルに行った


ホテルは薄いピンクで、いかにも女性用のビジネスホテルであった


化粧お落とし、シャワーを浴びた


バスルームをでたころ、携帯が鳴る


『はい…』


『俺だ、大変な目にあったな』と社長は笑っている


『私の顔送りますから見てください』とお多福顔の写メを社長に送った


『ひどい顔だな』と大笑いである


『まあ仲直りして、みんなで飲み会して帰ったとこです』


『ならよかった。いい報告待ってるよ』


『いいスタッフばかりですね。きっと伸びますね』


『東京帰ったらそのまま家もどったらいい。ゆっくり休め』


『ありがとうございます』
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