先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 さっきの男たちは、羚音を見て歩く道に飛び出した。


「んっ―――!!」


 羚音は、口を塞がれ車に乗せられた。



「そう…捕まえてくれたの。ビデオに撮って渡して。」


「綾、予約に遅れるんだけど。」


「直ぐ行くわ。
 じゃあ…後お願いね。」


 綾は、電話を切った。

 綾は、誰の力を借りずに城の恋の相手を探し素行調査を依頼した。

 今、その少女に罰を与えている。

 そして…自分は、婚約者を手に入れる…“夫”にする為に。


「城、お待たせ。」


「乗って。」


  
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