先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 綾は、城と二人きりの久しぶりのデートだった。


「新しいクラスは、どう?」


「いい子たちばかりだ。」


「そう、良かったわね。外部生は、どう?」


 揺さぶりをかけてみる。


「最近学校を休んでる。もしかしたら学校が合わなかったんだと思う。」


「ふ~ん。」


 綾は、微かに口の端を上げる。



「なんなのよっ!!」


 羚音は、車の中で叫ぶ。


「君を襲えって命令があってさ。成功したら1千万くれるって言う…いいシゴト。」


 ケータイを切った男が言う。
 羚音は、震えた。


 堕とされて
  堕ちていく……


  
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