先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「…お仕置き……だな…」


 聖の狂気に満ちた瞳が怯えた獲物を捕らえる。


「きゃっ!!」


 羚音は、ベッドに足をぶつけて倒れた。 ベッドに倒れた羚音に聖は、光るモノを見せ付けた。


「…イヤッ、ヤメてっ!!」


「…逃がさない。お前…は、俺…のモノ。」


 聖は、言ってベッドに方膝を付ける。


 ギシッ


 鈍いベッドの軋みが響く。
 羚音は、首を振って止めようとした。


「さぁ…行こう。」


 聖がナイフを振り上げる。


「いやぁぁぁっ!!」


 羚音は、振り下ろされるナイフを見て叫んだ。


  
< 177 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop