先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 羚音は、言って車椅子を動かして居なくなる。


「先生っ……」


 羚音は、一人泣くしかなかった。

 自分の想いが報われることは、彼の大切なモノを奪うと言う事……



「すみません―真矢お兄さんいますか。」


「大きな声を出してどうした?」


 真矢は、玄関に向かう。


「…君は……」


 真矢は、現れた男に驚いた。


「俊也くん…久しぶりだね。まぁ、入って。」


「お邪魔します。」


 男・俊也は、リビングに上がる。



 もう…誰も傷つけない。

  だから…一人でいいの。


  
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