先生…ごめん、愛してる。【完】
‡第30羽‡ 遅すぎた知らせ
  

 もしも…知っていたら……
 未来は、変わっていましたか?



「っ…なんだろう……なんか…変」


 羚音は、胸を押さえてベッドに起き上がった。


「羚音ちゃん、朝の検温に来ましたよ。」


 看護師は、言って中に入った。


「羚音ちゃん、どうしたの?」


 看護師は、胸を押さえる羚音に駆け寄った。


「…なんか……変なの…」


 羚音は、言ってベッドに横になる。


「…そっかぁ……」


「羚音ちゃん!」


「私……もう…終わりなの……やっと…自由になれる。」


  
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