先生…ごめん、愛してる。【完】
‡第14羽‡ 堕とされた天使
  

 私は、間違いだらけ……
  出口が見つからない。



「どうした?」


 叫ぶ羚音の腕と脚にアザが出る。


「…ごめんなさい……」


「羚音…おいで。助けてあげるよ。」


「…………」


「おいで。」


 トサッ……


 ソファーに羚音は、倒された。


「イヤ……」


「羚音…助けてあげるよ。」


 聖は、ニッタリ笑って羚音の首筋に唇を落とす。


「(……先生っ…)」


 羚音は、泪を流しながらまぶたをそっと閉じた。


「…そうだ。いい子にしてたら叩かないからな。」


  
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