SEASONS
──優しい人。
あたしはきっと、好きになれる。
自分に言い聞かせるように心の中で繰り返している言葉。
今はまだ、大野くんに甘えてるのかもしれないけど。
きっと、大丈夫。
期末テストが近くなってきた。
「図書室って初めて入った」
「そうだろうね。誰も来ない時がほとんどだし。存在自体知らない人もいるかも」
鍵を開けて電気を点ける。
冬のひんやりとした空気が空間を支配していた。
あたしはきっと、好きになれる。
自分に言い聞かせるように心の中で繰り返している言葉。
今はまだ、大野くんに甘えてるのかもしれないけど。
きっと、大丈夫。
期末テストが近くなってきた。
「図書室って初めて入った」
「そうだろうね。誰も来ない時がほとんどだし。存在自体知らない人もいるかも」
鍵を開けて電気を点ける。
冬のひんやりとした空気が空間を支配していた。