いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
お、おっしゃるとおり…!!

サエコの鋭い指摘に、「お見事」と言いたくなったけど、なんとかこらえた。


久世玲人も、何も言わずサエコを見ているだけ。

おそらく、ズバリ言われて返す言葉がないんだろう。


サエコの口はまだまだ止まらない。


「2人が一緒のとこ全然見ないし、話しもしてないじゃない!!それに、名前すら呼んだの聞いたことがない!!」

「いちいちうるせえ…」


久世玲人がイラつきながら答えているが、サエコの言う通りだ。



それに、おそらく…というか絶対…


久世玲人は私の名前を知らない…!!

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