同居から始まる恋もある!?


「……わたし、」

「別れないぞ」

「え?」

「サチが、深山さんを好きでも構わない。俺は……、絶対に別れない」


驚いて顔をあげる。

そんな、なぜ、武がそんなことを言うんだ。


「おまえ、きのう深山さんと夏祭り行っただろ」

「なんで知って…」

「喧嘩でもしたのか?サチを探してる深山さんに偶然会ったんだよ」


感情をぶつけて、傷つけたことに傷ついて、勝手にその場を後にしたわたしを、芹生は探し回ってくれたのだ。


「大人のくせに、どっかふわついてる人だよな。おまえに着拒されたことに気づいてなかったし、俺がサチに連絡してやったらお礼にビールと焼きそば奢ってくれた」

「……そっか」

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