同居から始まる恋もある!?
「…ただいま」
久しぶりの自分の部屋。
もしかして、芹生が帰っているんじゃないかという、淡い期待があった。けれど、玄関に靴はない。
ゆっくりと部屋に入った。
「っ!」
思わず息を呑んだ。
その空間から、芹生の荷物だけが消えていた。律儀にも、部屋は綺麗に掃除されていて、初めから彼なんて存在していないかのようだ。
ローテーブルに、一枚の紙と、祭りで売っている飴細工が一本置かれていた。