同居から始まる恋もある!?
「俺、昔からここの常連でさ。バーテンダーとしてバイトで入った芹生と出会ったってわけ」
「そうなんですか……、けど、驚きました」
「まあ、昔はすげえ仲悪かったんだけどな。いっかい本気で殴りあったことあるし」
「それ、芹生にしたら逆に特別ですよ。だって、彼、誰とだってソツなく仲良く出来るのが特技ですから」
相田さんは、少し懐かしむような顔をしながら、そっか、と小さく笑った。
そして、ふと真顔になる。
「サチは、芹生に会いにきたんだよな?」
「はい。電話もメールも届かなくて、連絡とれないから」
「…そっか。あいつも馬鹿だな」
そんなことを呟いた。
その時だ。
コツコツと、階段を降りる靴音がする。