べいびー☆ぱにっく



「だから、アンタ達は美夢ちゃんの親代わりになるわけだし。」

「…でもなぁ、」


「なついてくれてる証拠でしょ?
それに赤ちゃんに分かるわけないじゃない☆」



なぜか嬉しそうなお母さん……


でもまぁ、お母さんの言うことにも一理あるしなぁ。

「うん、ゆき。
いいじゃんこのままで。」



「マンマァ☆パッパ」


「み、美夢…」


ぷっ…顔がへにょんってなった


「ゆきデレデレだね」

「……ッうせー」






ねぇ。ゆき


この時のアタシ達は

全然分かってなかったよね。



ただ分かってるつもりでいた――


美夢ちゃんのことも



子供に対する母親の深い愛情ってゆうのも――




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