きみといつまでもいたい



演奏を終えると、美留久はクルリと聖夜の方へ向き直り、優しく笑った。



「聖夜が毎日聴いてくれたから、あたし頑張れた。

だから、あたし聖夜の為に弾く。

ねぇ、セイ、絶対聴きに来てね」


「もちろん。絶対行くよ」


聖夜は力強く頷くと、自分に向かって差し出された手をそっと握った。


白く柔らかな美留久の手。

でも、そこに込められた力は以外に強くて、聖夜はその手を、ぐっと握りしめた。


「セイ、大好き」

「ミルク、僕も好き、大好きだよ」


聖夜のその言葉を待っていたかのように、美留久の顔が近づいて、聖夜の唇に暖かいものが触れた。
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