先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
「んだぁ? ここは……」


ガバッと起きる音に続け、状況を確認しようとしているのかドタドタと部屋の中を歩き回り始めた。


ここで僕が目を覚まし、何故こうなっているのかを説明したいけれどたぬき寝入りがバレてしまうので身動き1つ取れない。


その内、何かが飲み込めたようでスルッという衣擦れの音を響かせた後、バタンとシャワールームのドアが閉じる音がした。


やっぱり宮澤さんも寝る前はシャワーを浴びないと気持ち悪いのか、なかなか僕と気があうなと感心しながら目を開けてみれば、床の上には脱ぎ散らかした服と下着。


恐る恐る見た下着の色は女王様にありがちな黒ではなく、鮮やかな青。


おまけに花柄のレースが施されており、オトナの女の色気を微妙に感じる。


あの時見た白い肌の画像にコレが重なって頭の中で再生され、慌てて否定しようとガバッと跳ね起きた瞬間、バスルームから出て来たタオル1枚の宮澤さんと視線が合う。
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