先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
「私、知ってるんです。お兄ちゃんが宮澤さんの下僕だっていう事を」
「は? あ、あの」
可愛らしい子の口から『下僕』なんて単語を聞くのは初めてなので少し驚く、いやいやそれで驚いている場合じゃない。
ひた隠しに隠していたのに、どうしてバレているのだろう。
「淀川の社内には他にも大勢の下僕が居るって、もっぱらの噂ですから」
「どこからそんな話を? 」
「SNSですよぉ、マンガ家仲間の間でコミュを作ってて。そこで」
「へぇぇ……」
現代社会の中、こういう話は隠してもムダなのだなと思い知るのと同時に、日之出さんが可哀想になって来た。
ドMの上に極度のシスコンなんて、救いようがないのだから。
「でも大丈夫ですよ、お兄ちゃんにはちゃーんとカノジョが居ますし。あくまでも下僕ですから、心配しないで下さい」
「あの、他の……下僕さんは? 」
「その点も安心して下さい、女王様に本命の下僕が出来た場合『淀川9cmヒールで踏まれる会』は解散する規則になっていますし」
そんな会まで結成されていたのか!
これまで全く知らなかった加湖の事を一気に知らされたのと、寝不足で眩暈を覚える。
いや、何か違うぞ。
小鳥ちゃんは『本命の下僕』とか何とか言ってなかったか?
という事はまだ僕は『下僕』扱い?
彼氏になった気で居たんだけどな……。
「は? あ、あの」
可愛らしい子の口から『下僕』なんて単語を聞くのは初めてなので少し驚く、いやいやそれで驚いている場合じゃない。
ひた隠しに隠していたのに、どうしてバレているのだろう。
「淀川の社内には他にも大勢の下僕が居るって、もっぱらの噂ですから」
「どこからそんな話を? 」
「SNSですよぉ、マンガ家仲間の間でコミュを作ってて。そこで」
「へぇぇ……」
現代社会の中、こういう話は隠してもムダなのだなと思い知るのと同時に、日之出さんが可哀想になって来た。
ドMの上に極度のシスコンなんて、救いようがないのだから。
「でも大丈夫ですよ、お兄ちゃんにはちゃーんとカノジョが居ますし。あくまでも下僕ですから、心配しないで下さい」
「あの、他の……下僕さんは? 」
「その点も安心して下さい、女王様に本命の下僕が出来た場合『淀川9cmヒールで踏まれる会』は解散する規則になっていますし」
そんな会まで結成されていたのか!
これまで全く知らなかった加湖の事を一気に知らされたのと、寝不足で眩暈を覚える。
いや、何か違うぞ。
小鳥ちゃんは『本命の下僕』とか何とか言ってなかったか?
という事はまだ僕は『下僕』扱い?
彼氏になった気で居たんだけどな……。