神様娘の憂鬱


たぶん、みんな当分帰ってこないしここでゆっくりと…






「なに、くつろいでるんだよ」



ゲッ!



「つ、翼!?」


「来たばっかりだろ。年寄りかっての」



ムッ!



嫌味を言いながらも、ドカッと隣に座ってきた。





「あ、あんただって何やってのよ。ジェットーコースター乗りに行かないの?」


「いいんだよ。可哀そうな誰かさんがいるからな」



ムカムカッ!


でも、言っていることはあながち間違いでもなくて…





「にしても…お化け屋敷は大丈夫なくせに、ジェットコースターはダメとか可愛くない奴」



「う、うるさいっ!」




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