イトデンワ。
『その前でも、変な顔でもない!遠距離が始まってからは、撮ってないよ。けど、それは2ショットの場合だろ!?俺の待受、お前だけ。』
海が見えてきた。
綺麗。
駐車場に入り、
停車。
エンジンを切り、
ポケットから携帯を取り出し差し出す。
受け取り、
目に写った待受は…
『こ…これって!?』
『お前の寝顔。』
『いつ…撮ったの?』
『俺が、神戸に行く前日だよ!』
前日?
映像が脳裏に!!
赤面。
『あ…あの時の…気付かなかった。知らなかったよ。』
『シャッター音で、起きるか!?不安だったけど…可愛い寝顔が撮れて、すぐさま待受にしたんだよ。安心しろって!誰にも見せてないから。見せたら、ヤバイだろ!?』
『確かに…見せられないって!言うより、見せちゃダメ!!笑われちゃう。』
『笑われる?どうして、そう思うの?』
『だって…寝顔は、変だから…』
携帯待受を見つめ、
微笑む。
『可愛いよ。俺が言いたいのは、見せたら他の男達が惚れる。』