芽吹く前に
ケンタは本気で欲しそうだったが、冗談だっとよ言う感じで店を出ようと言った。

あれあったら、リンゴとか食べやすそう・・・」

やめな、包丁使いな・・・

ケンタはやけにあのでかいギザギザのついたサバイバルナイフを引っ張る。
服買いに来たんだから、服見に行こうよ。

ほい、ほい、」

何か隣町に来たケンタはテンションがいつもより高く感じた。

リストに行こう。

リストとはストリート系のお店だった。

良いよ。ストリート系になるの?

わかんないけど、なんか良いのあればと思って・・・

お店に入ると、甘いような良いにおいがした。

この臭いすきなんだ。ケンタはそう言った。

うん俺も好き、なんだろねこの臭い。

聞いてきてあげるよ。

そう言うと、ケンタはお店の人に臭いのもとを聞いた。
お店の人は親切にそれがおこうの臭いであることを教えてくれた。

ナグチャンパってお香だって!

ケンタがマコトにそう教えると、お店の人がレジを指さして

「あそこに置いてあるから買って行ってよ。」

「すごい良い臭いでしょ。」





店員さんがお香のことから話題を一気に降ってきた。
洒落な人との会話はマコトは苦手だった。
ズボンをパンツとか、シャツの言い方とか、ジャケットとかカタカナ言葉がどうにも苦手と感じていた。

ジーパン,チノパン、上着、下着、Tシャツ、ジャンバー、ダウン。
それ以外の言葉が出てくると、知ったかぶり言いなれない言葉で、嫌だった。
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