芽吹く前に

「今日は何を探しに来たの?」

「なんか上着、そろそろ寒いから、」

「長袖みたいなの?
あ~入ったばかりの良いのあるよ。

これどう?これカッコいいよなんにでも合うし、」

それは、どう見ても中学生の着るような服ではなかった。

ちょっと長いかなぴったりのが良いです。

じゃあこれは、これ黒いのこれもカッコいいよ。
黒だから合わせやすいし、すごいキマると思うよ。

「いや黒は今日は、違うんで、」

それから2,3枚勧められて店を出た。

「だ~勧めてくるところいやだ。」

「マジ、あれ勧めすぎだね。」

「高いのばっか勧めてくるからハイなんて言えないよ。
金ないし。」
マコトいくらあんの?

3000円

・・・厳しいと思うよ。」
近所の量販店じゃないんだから、

う~んあそこまで高いとは思わなかった。
シャツ一枚で15000円とか信じられん。

マジで、高いよな服だぜ、服。

もう嫌んなちゃった、

あきらめんなって、古着屋あるよこの変どこだっけ?

マジで?安い?

うん、安かったと思う。

ついてきて・・・
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