私こそ光る☆君 ~番外編~
「やっと来たか。

俺様を待たせるとはいい度胸だな」


顔を合わせて早々、偉そうな態度で話始める、人に見える何か(ただし、猫耳カチューシャ着用)。


「この人がさっき言ってた怒りっぽいボスだって。

魔王側についてるけど、一応人間みたいだよ?☆」


「おいっ、そこの人間!!

“一応”ってなんだ、“一応”って!!

俺様はどっからどう見ても完璧な人間だろ!!

それに俺様は怒りっぽくない!!」


「でも、もう怒ってるよね?☆」


「怒ってねぇ」


「怒ってるよ、やっぱり☆」


「怒ってねぇっつってんだろ!!

だいたいお前ら!!

なんでこいつの後ろにいるんだよ!?

お前らはれっきとした魔物だろ!!」


「「「!!!!」」」


そんな会話を尻目に清龍の視線はある一点へと注がれていました。

ダンジョンのボス(仮)の後方、宝物庫に置かれたベッドへと……。


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