私こそ光る☆君 ~番外編~
そして何だろうね、この感覚。

いつもつっこまない人が言うと、言葉に重みがある気がするよ。


「うん?

書くだけじゃなくて、問題も読んでくれるって?

優しいね、遥は」


「誰もそんなこと言ってねぇよ!!

だから何で俺様が…!?」


変な押し問答が続く中、由依だけがこちらに関心を示さず、


「やった~、問17終わり~。

おやつ~、おやつ~♪☆」


と、熱心に(?)課題に取り組んでいた。


はぁ~、関わると大変なことになりそうだから、由依にならって私も知らんぷりしておこう。


心の中で静かにため息をついて、これまた由依にならって糖分補給と称して飴玉を一粒頬張り、再び課題に向き合った。


うん、苺ミルクキャンディー美味しい~!!


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