傷、のちに愛



「和葉…もう我慢できない」

そう言うと、私の胸の膨らみの、さらに盛り上がった部分を唇で覆う。

「あっ!…や、やだぁ…」

電気が走ったような衝撃が身体中を巡っていった。

舌で転がされる度に、私は私じゃないくらいの甘い声を出しその衝撃に堕ちていく。


しかし、私が悶えている間にも、千秋さんの指は止まらない。

その指が私の恥ずかしい部分に触れたとき、私はこわばり目を強く瞑った。


コワイ


無意識に身体が拒否している。

千秋さんもきっと気づいただろう。

私は息を飲んだ。



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