俺の彼女は,隣の男と浮気中!?【短編】
俺は口に運ぼうとして刺したレタスをそのままにして手を止める。



「どうするって?」



「だってここ最近ずっとだろ?

そんな冷たくされてお前は嫌にならないの?」


「んー…」


答えに困っていると、圭は


「俺だったらおれも冷めてきて別れるけどね。」


そうさらりと言ってのけた。


「…まあお前はそうかもしれないけど…俺は」


嫌いになれないほど、好きになりすぎてて。


もう離れることすらできない。情けないけど。


そのまま言葉につまると更に圭は言った。



「お前、自分が浮気されてる可能性とか、


考えないの?」



「それは……」


それは一番考えたくない可能性で、自分が否定してきたことで

言いがたいほど複雑な心境になるし、ましてや他人に指摘されるなんて居心地が悪い……。


「どうなんだよ?」




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