俺の彼女は,隣の男と浮気中!?【短編】
帰り道。


俺は圭の悪態をつきながら、アパートへ向かう。


「圭のやつ…あんなクールなこと言っておいて、ラブラブじゃないか。」


黙ってたなんて
なんてやつだ。

一応友人だろ?


一言くらい言ったって良かったのに。

俺に気を使った?
いや、ないない。


やっぱりあんなのに話したのが間違い。


でも、あの提案は

真剣だったし……


実際にどうなるかは分からないけど。


俺は道路に転がる空き缶を軽く蹴った。


結構な勢いで凹んでいた空き缶は、
既に誰かに踏まれてたらしい。



まだ彼女も帰ってきていない、暗い部屋へ
俺は1人向かった。



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