ひと夏の経験








「じゃあまたね!」




「ばいばい」




私の家の前で、愛菜とわかれた。



家に入る。



「ただいま~って返事ないよね」



と思いきや、





「おかえりー」



リビングからお母さんの声がした。
急いでリビングに向かう。



「なんでいるの?仕事は?」




「今日は休みとった」



「なんで教えてくれないのよ」





「あんたが寝坊なんてするからでしょ」





あっ…。
だから言ってくれなかったんだ。







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