Black★Joker【完結】
「じゃ、そういうことで。またね、美空ちゃん」
俊平くんはあたしにニコッと微笑むと「いこっか?」と自然に涼子の手を掴んだ。
涼子は驚いて目を丸くしている。
さすが龍馬の友達……女の子慣れしているというか何て言うか……
さっき会ったばかりなのに展開が急すぎる。
「また明日学校でね!!」
涼子は嬉しそうにヒラヒラと手を振ると、俊平くんと一緒に店を出ていった。
もし二人が付き合うことになったら、ダブルデートできるかも!!
って、ダメか。俊平君はダブルデートが苦手なんだったよね。
ちょっぴり残念。