Black★Joker【完結】
「サボり?」
具合が悪いわけじゃないなら、それが一番有力かも。
でも龍馬はまたしても首を横に振る。
「えー……分かんない。教えて?」
自分で当てられないのは悔しいけど、早く知りたいと思う気持ちの方が強い。
「正解は停学中だからでした」
龍馬はあっけらかんとした表情でそう言って退けた。
「停学って……お兄ちゃん何やったの?」
「俺もよく知らない。謹慎とかよくあることだし」
「よくあることって……」
あのお兄ちゃんが……?そんなに悪い人には見えないのに……。