《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「あんたさぁ……爽介と
一緒に、ひとつのケーキ
とか作ったりするんでしょ?」


そのまま、立ち去っても
よかった。


でも、あまりに腹がたって、
言ってやらないと気が
済まなかった。


「協力してさ、おいしい
スイーツ作らないといけない、
仲間なんでしょ?

それでよく、こんなことが
できるわね」


「なっ……!

ど、どーゆーことよ!!」


「そのまんまの意味よ。

陰に隠れてコソコソこんな
ことしてさ。

んで何事もなかったような
顔して、戻ってまた爽介と
一緒に仕事するつもり?

その神経が信じられない
って言ってんの」


爽介は、昨日までずっと
禁酒までしたりして、
あんなに真剣に仕事してるのに。


それを一番近くで見てる
はずの雫がこんなんじゃ。


「爽介が、かわいそう――…」


ポソリとつぶやいて、
あたしは再び歩き出した。


雫は、もう追いかけて
こようとはしない。
< 126 / 384 >

この作品をシェア

pagetop