《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
でも、よかった。パパに
OKをもらえて。
時期が来たら、あたしは
ちゃんと本名を名乗ろう。
『望月』じゃなくて、
『神月 亜莉紗』を。
そして、これからもマジメに
マッキーのトレーニングを
受けて、一日も早く爽介の
作ったスイーツを、あたしが
お客様に運べるようになるんだ。
大好きな爽介が作った極上の
スイーツを、あたしが運ぶ。
それを食べて、お客様が
喜んでくれる。
……こんなに幸せな
ことって、ないよね。
今なら、素直に言えそうな
気がする。
「――ありがとね、パパ」
あたしにあの店で働く
機会をくれて。
それがなかったら爽介にも
出会えてなかったし、今の
あたしはいなかった。
いろんな意味で、感謝してるよ。
そんなたくさんの感謝を
込めた言葉は、照れ臭くて
とっても短くてそっけ
なかったんだけど。
きっと――パパにも、
通じたと思う。
OKをもらえて。
時期が来たら、あたしは
ちゃんと本名を名乗ろう。
『望月』じゃなくて、
『神月 亜莉紗』を。
そして、これからもマジメに
マッキーのトレーニングを
受けて、一日も早く爽介の
作ったスイーツを、あたしが
お客様に運べるようになるんだ。
大好きな爽介が作った極上の
スイーツを、あたしが運ぶ。
それを食べて、お客様が
喜んでくれる。
……こんなに幸せな
ことって、ないよね。
今なら、素直に言えそうな
気がする。
「――ありがとね、パパ」
あたしにあの店で働く
機会をくれて。
それがなかったら爽介にも
出会えてなかったし、今の
あたしはいなかった。
いろんな意味で、感謝してるよ。
そんなたくさんの感謝を
込めた言葉は、照れ臭くて
とっても短くてそっけ
なかったんだけど。
きっと――パパにも、
通じたと思う。