《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
マッキーは、片手に銀色の
ツヤツヤしたトレイを持ってて。


そこにはケーキがひとつと
ティーポットやティー
カップ――1人前のティー
セットが載せられてた。


「お店のケーキ?

それが『とっておきの
魔法』なの?」


「当たり♪

ま、研修の一環でもあるん
だけどね。
一石二鳥ってわけだ」


楽しそうにそう言いながら
マッキーはキビキビした
ムダのない動作で、
あたしの前にケーキの皿や
ティーセットを並べてく。


「……………!」


それは、さすがホール
チーフやってるだけの
ことはある、と思える
給仕だった。


洗練された動きっていうのかな。

すごく手早いのに丁寧で、
イヤな物音もひとつもたてず。


注いでくれた紅茶からも、
ものすごくいい香りが漂ってる。


ハッキリ言って、うちの
メイドなんかより格段うまい。


イケメンなくせにキャラ
損な人だと思ってたけど
……新条さんの言う通り、
ウェイターとしての腕は
ホンモノだわ。
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