イジワル王子に恋して
「あっつい…」


彩子はベッドに寝転び、天井を見上げた。


梅雨も明け、
30度越えの毎日。

暑さに弱い彩子はぐったりしまくっていた。


「はぅ…アイスが食べたい…」


アイス…

アイス…

アイス…



暑い外に出たくないのに、アイスへの欲求が止められない…


彩子はベッドから起き上がると
なんとか家を出た。


圭くんの自転車を拝借。

ちょっと高いサドルにまたがると、
圭くんのバイト先のコンビニ(今日はお休み。)に向かった。


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