イジワル王子に恋して
「彩!」

息をきらして
俺をじっと見つめてる。


「何よ。また圭くんにちょっかい出しに来たの?」


近くにいた女子達が彩子に絡み出す。

彩子はちょっとおびえながらも
俺を見てる。


「圭。」

ゆうに促されて
彩子のもとへと行くと女達が散っていった。


「何だよ。」

「圭くん…」


彩子はギュッと俺のベルトを掴んだ。
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