イジワル王子に恋して
(まぁ、あってんのかもな。)


「してぇけど。」

「///」


圭は自転車を家の裏の公園に止めた。


「彩の部屋で…」


彩子は今まで見たことないくらい
顔を赤くして、潤んだ瞳で見上げてくる。


そんな顔されたら
我慢できねぇんだよ。


「連れてってよ。」


手首をそっと掴むと
彩子は小さくうなづいた。
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