イジワル王子に恋して
いつもの帰り道。


太陽はイラッとするくらいに
暑く二人を照らす。



11時からのパートの母親は多分
まだ家にいるな。



「彩。」

「はいっ!」


何緊張してんだ。


「お前んの母親、家いんの?」

「い…いませんが…///」


なんだか鼻がムズっとした気がして
鼻をこすった。



「昨日テレビで…エッチしたい時、男の人は鼻をいじるってやってた…」


彩子は恥ずかしそうにそうつぶやいた。
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