イジワル王子に恋して
「長谷っち!」

「おっ彩子〜」


圭くんの担任の長谷っち。

圭くんの教室に入り浸ってるうちに仲良くなった。


欠点は口がちょっと
匂う事。

でも優しいし、おもしろい。


「佐伯と付き合う事になったらしいじゃねぇか。」

「うん!」

「よかったなぁ。」

「だけど…」


彩子は足元を指差す。


「ははっ。まぁしばらくしたら落ち着くだろ。」

「頑張るぅ〜…」

「あっ、ついでにこれ旧館の図書館に返しといて。」

長谷っちは古そうな分厚い本を彩子に渡す。

『数学的理論に基づいて』

だかなんだか
意味の分からないタイトルだ。


「何にもついでじゃないし…。しかもあそこ誰もいなくて怖いよ。」


彩子はため息を
つくと長谷っちの机の上から飴を奪い取ると
職員室を出た。
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