イジワル王子に恋して
「おいっ!起きろっ!」


…っ!?


大きな声に慌てて
体を起こした。


「えっ?だ…誰?」


目の前にいたのは、見たこともない男子学生だった。

「うるせぇ、どけっ。」

「きゃっ」


その制服もだらんと着て
だるそうな男子は彩子をどかすとソファに横になった。


「ここ、俺の特等席だから。」

そう言うと
目をつぶって黙ってしまった。
< 138 / 163 >

この作品をシェア

pagetop