イジワル王子に恋して
「悪いねぇ?急に、かぁちゃんが倒れちゃって。」


厨房にいた気のよさそうなおじさんが
彩子に声をかける。


「はぁ…」

「彼女かい?可愛い子だねぇ。」

「ち…ちげぇよ。」


動揺する同じく赤いエプロン姿の
そいつ。




「ちゃんとバイト代は払うからね、よろしくね。」

「はぁ…」


なんだ
この展開…


「断ったら、ばらすからな。」


はい…すみません。

彩子は仕方なくエプロンを身につけた。
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