イジワル王子に恋して
「なんだったの?昨日の。」

「みっこぉーーー」


半泣きでみっこに
飛びついて、事情を説明する。


「何、それぇ〜」

「もう…最悪。」

「あれって結城先輩だよね??」

「知ってるの?」


さすがみっこ。
情報網はハンパない。


「はっ?知らないの?」

「有名?」

「入学早々、あの格好よさ故すごい騒動になってね?まぁ、今でいう佐伯先輩みたいな感じ。」

へ〜…
まぁ、確かに。

「アイドルかって言うくらいの騒ぎで、しまいには学校にも来なくなっちゃったみたい。」

「疲れちゃったのかな…」

なんだか
急にかわいそうに思えてしまった。


圭くんはあんな性格だから
それが
楽しかったのかもしれないけど…


「そか。だからあんなにひねくれちゃったんだ。」

「さぁ…。でも、従う事ないじゃん。キスしてきたのはあっちなんだから。」

「だけど…」

「ちゃんと断ってきなよ?」

みっこは彩子に釘をさした。
< 150 / 163 >

この作品をシェア

pagetop