イジワル王子に恋して
「ふぅん。」

雅人くんはスタスタとコンビニに入っていく。


「よっ。」

店員に軽く手をあげると
おもむろにお酒コーナーにむかう。

ドアを開けると
ビールを二本つかむ。

「えっ?雅人くん?」


制服姿で堂々とビール片手に
レジにむかう。


「可愛いじゃん。」

店員は
ビールを普通にピッと読み取る。

彩子をチラッと見ると
にやっと笑う。

雅人くんは
お金を払うとビールをまたつかむ。

「だろ?じゃあな。」

雅人はまた
スタスタと歩きはじめた。
< 15 / 163 >

この作品をシェア

pagetop