イジワル王子に恋して
遭遇というか
どうやら待ち伏せだったようだ。


「圭くん…。」

「あいつ、誰?」



あいつ…
紛れもなく先輩の事だ。

「結城先輩…」


どうしよう…
わたし…ふられちゃうのかな。

圭くんのカナリきれてる目を見てたら、泣きそうになった。


「ふぅん。」


それだけ言うと
彩子に背中を向けて、歩きはじめる。


「け…圭くん!」


彩子は慌てて、腰あたりのシャツをつかむ。


「待って…あの…」


圭は肩ごしに彩子を見ると

「お前…ほんと馬鹿。」


そう言って
本当に行ってしまった。

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