イジワル王子に恋して
「うぅ…」


教室は彩子のせいで、どんよりモードになっている。

「何よ。あの子。」


ゆかちんがみっこに近寄る。


「さぁ?佐伯先輩にふられたとか?」

「え〜私にとっては、幸せなお知らせだわ♪」


ゆかちんは冗談まじりに笑う。

「結城先輩だっているんだし〜はぁ、なんで彩子ばっかりぃ〜」

可愛いくせに彼氏が出来ないかよちんはため息をついた。

「…まぁ、あの子は何万人に告白されようが、一人しか見えてないよ。」


泣きっ伏している彩子の姿を見て笑った。


「ははっ、まぁね〜」


ゆかちんも一緒になって笑った。
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