イジワル王子に恋して
俺のだから。


ドキドキ…


ぴしゃりとしめた結城飯店の文字の磨りガラスのドアの前。


いつものようにデコピンをされた。


「ひゃんっっ」

「ニヤニヤしてんじゃねーよ。」

おでこを半泣きで押さえてると圭くんはスタスタと歩き始める。


「待ってょっ。」

小走りで追いかけようとした時


「待てよ!!」


後ろから声をかけられて、振り返ると赤いエプロンをつけたままの結城先輩がドアを開けた。


「ずっと片思いでいいのかょ!!」


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