空が赤くなるまで






その夜、きれいなお花が咲きました。





真っ赤なお花が飛び散りました。




これで私はもうつまらないものを見ることはないでしょう。








その夜、違うところでお花が咲きました。




真っ赤じゃなく、白い花。




花の目の前ではしゃがみこんで泣いている女性がいたそうです。





女性は泣きながら「誰か」の名前を言っていたそうです。




でもその「名前」をきくことはできないでしょう




きれいな花はすぐ散りました。




きっと私はその花の姿さえ見れることは一生ないのでしょう。







その日の夜を、赤に染めることはできませんでした。




月が、赤かった。



私が染めることができるのは月くらいなのでしょう。



空なんて広いものは染めれません



私は見れなかった花の変わりにずっと足元に咲いていた月下美人を見てました。







END









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