ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
好き。
♪苺side♪
青い空、少し冷たさを交えた空気。
今日はとても清々しい朝だけど…
学校へと向かう、あたしの足取りは重い。
昨日はいつの間にか眠っていたのに、寝てなかったみたいに、瞼が重たく感じる。
今日が休みだったらよかったのに…。
なんて考えるけど、土日を挟んだら、もっと行きづらくなっていただろう。
でも、まだ考えがまとまらない…。
「苺っ!!」
ビクッ
「おはよ♪何驚いてんの?」
あたしは顔を確認して、肩を下ろした。
「由紀ちゃん…おはよう」
そういえば、昨日翔くんに告白された事、まだ話してない。
由紀ちゃんに話、聞いてもらいたい…。
「あのね…
「由紀っ!体育館に至急集まれって先輩がっ!」
あたしが話出そうとしたその時、他の女の子が走って来て、由紀ちゃんに話し掛けた。
それがバスケ部の友達だと、すぐ分かった。
「えっ、何で!?今日朝練ない日じゃん!」
「分かんないっ。でも、さっきメール回ってきて…」
「あぁもうっ!苺、ごめん先行くねっ!」
「あ…うん…」
由紀ちゃんとその友達は、バタバタとあたしの前を走って行った。
なんだか…寂しいな。
由紀ちゃんは、あたしだけの友達じゃない。そんなの分かってる。
だけど、部活を始めて、クラスが変わって、一緒に居る時間が減って…寂しさを感じられずにはいられない。
「はぁ…」
落ち込むばかりのあたしは、小さくため息をついた。
「津田がため息なんかつくのめずらしいな」
「そうかな…」
「なんかあったか?」
「ちょっとね…」
…………。
んっ?今、あたし誰と…話してるっ!?
隣には大きな人影。あたしはそぉーっと顔を確認した。
っ!?
「さっ西藤くんっ!!??」
青い空、少し冷たさを交えた空気。
今日はとても清々しい朝だけど…
学校へと向かう、あたしの足取りは重い。
昨日はいつの間にか眠っていたのに、寝てなかったみたいに、瞼が重たく感じる。
今日が休みだったらよかったのに…。
なんて考えるけど、土日を挟んだら、もっと行きづらくなっていただろう。
でも、まだ考えがまとまらない…。
「苺っ!!」
ビクッ
「おはよ♪何驚いてんの?」
あたしは顔を確認して、肩を下ろした。
「由紀ちゃん…おはよう」
そういえば、昨日翔くんに告白された事、まだ話してない。
由紀ちゃんに話、聞いてもらいたい…。
「あのね…
「由紀っ!体育館に至急集まれって先輩がっ!」
あたしが話出そうとしたその時、他の女の子が走って来て、由紀ちゃんに話し掛けた。
それがバスケ部の友達だと、すぐ分かった。
「えっ、何で!?今日朝練ない日じゃん!」
「分かんないっ。でも、さっきメール回ってきて…」
「あぁもうっ!苺、ごめん先行くねっ!」
「あ…うん…」
由紀ちゃんとその友達は、バタバタとあたしの前を走って行った。
なんだか…寂しいな。
由紀ちゃんは、あたしだけの友達じゃない。そんなの分かってる。
だけど、部活を始めて、クラスが変わって、一緒に居る時間が減って…寂しさを感じられずにはいられない。
「はぁ…」
落ち込むばかりのあたしは、小さくため息をついた。
「津田がため息なんかつくのめずらしいな」
「そうかな…」
「なんかあったか?」
「ちょっとね…」
…………。
んっ?今、あたし誰と…話してるっ!?
隣には大きな人影。あたしはそぉーっと顔を確認した。
っ!?
「さっ西藤くんっ!!??」